支援員 羽根 奈美

三重県農業大学校卒

農福連携を目指してチャレンジ。

『せーの!』

今年度の春、私はこいしろの里へ入社しました。私はこいしろの里に就職して初めて深く福祉に触れたので、先輩支援員にサポートしてもらいながら支援を学んでいます。

四月中は戸惑いながら、基本的な日々の支援を勉強しました。内容は、服薬支援・食事介助・トイレ誘導・日中の作業支援などです。さまざまな支援のなかで特に苦戦をした内容がトイレ誘導です。車イスからトイレへ移乗するのにも一苦労でした。どうしたら利用者が楽に便座へ座れるか、どういった体勢をとると支援員の体に負担がかからないかなど、さまざまな支援員から、良い方法を教えてもらいました。ほかにも薬の取扱の注意や、注視すべき動きなども教えてもらいました。

私は農福連携を目指すため、利用者とともに畑作業を行っています。主な利用者との作業は、除草作業をはじめ、収穫作業、水やり、種まきなどです。私は利用者に楽しく農作業をしてほしいと考えています。種まき作業を終えてから、種まきラベルに作物名を書くように促すと、利用者から「楽しみやね。」と笑顔が向けられます。

支援員 羽根 奈美

また、スナップエンドウを収穫する際「エンドウのぼうしの摘んでください。『せーの』で引っ張ってね。」と声掛けを行うと上手に収穫をしてくれます。だんだん収穫回数を重ねると「せーの」の掛け声も楽しくなって、元気よく収穫作業に専念してくれます。茶摘みの頃には、一緒に唱歌「ちゃつみ」を歌いました。畑作業を少しでも楽しくなるようにこちらが意識したら、利用者の表情も明るくなってパワーをもらいます。

私は入社して二カ月経ちましたが、まだまだ分からない点がたくさんあります。利用者との距離感をはじめ、どこまで作業をこなすことができるのか見通しをたてることにも迷いがあります。危険を伴う作業内容の場合、不安が前に出てしまいます。それは巡り巡って利用者に不安を与えてしまうことなのではないかと、そこでまた立ち止まってしまうこともあります。私にできることはまだまだ限られています。それでも利用者が楽しく日々の生活を送れたらいいなと考えています。いまは先述のような唱歌をうたったりすることなどしかできないので、これからできることをどんどん増やして、今後に生かしていきたいです。

現在の目標は『どのように余暇支援を組み立てたら、利用者の生活が潤うか』です。毎日仕事を頑張る利用者に、余暇支援で何が出来るのか思案しています。例として、花の寄せ植え体験や、こいしろの里保有の遠隔地にある畑までドライブをしてそこでお弁当を食べる、などです。利用者が少しでも晴れやかな気持ちになって仕事に取り組めるように、一緒に外へ出て余暇支援を考えていきたいです。また、これらは私の心の励みにもなると思うので、頑張って取り組んでいきたいと思っています。

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